こんばんは、ましゅーです。
「日本初!「 Android ONE 」が Y!mobile から7月下旬に発売!」
こんなニュースが目に入りました。
私は一目惚れで買った初スマホの Desire HD( HTC )以来、メイン機はずっと Android です。デザインの良さや完成度の高い iOS に触れてみたくて、一時期はサブ機として iPhone5s を持ったこともありますし、パソコンのサブとして iPad Air2 も便利に使っておりますが、やはりメイン機としては慣れている Androidスマホ という感じに落ち着いています。
そんな私も「 Android ONE 」のことは全く知らず、ニュースを見たときは頭に?マークが浮かんでいました。
Android ONE とは、Android という OS を開発している Google が、様々な企業と協力してスマートフォンを開発するプログラムのことだそうです。
日本で初めて発売される Andoroid ONEスマホ は、シャープ製の「 507SH 」という機体だそうです。
Andoroid ONE の仕組みと利点、507SHの性能などにも触れてみたいと思います。
AndroidONE とは
Android ONE とは、Google とスマホメーカー各社が協力してスマホを開発するプログラムのことです。2014年にスタートし、2016年7月 現在、世界 21ヶ国 で展開されています。
他の Android スマホとどう違うのか
Android とは、Google が作っているスマホ向けの OS(基本ソフト)のことです。Google が提供している Andoroi という OS を、スマホを作っているメーカー各社が、自社のスマホのコンセプトやイメージに合うようにカスタマイズ(調整)しています。同じ Andoroidスマホ でも、例えばギャラクシーとエクスペリアで使い勝手が全然違うのはそういう理由からです。
Android ONE は他の Androidスマホ とどう違うのか
基本的に Andoroid OS を提供するだけの Google が、スマホメーカー各社と共同でスマホ本体も開発するプログラム、それが Android ONE です。設計から部品の調達まで Google が行っているようで、複数のメーカーから発売される Android ONE は、全て同等の性能になっています。
Google と協力することでどうなるのか
Android はスマホメーカー各社が自社の機体に合わせてカスタマイズしたものがインストールされ、販売されます。OS から本体まで一社で統合設計する iPhone に比べて、ユーザーの好みや個性が出せるのが特徴な反面、市場の全てのスマホが頻繁にバージョンアップされる Andoroid OS についていけている訳ではなく、売り場に並んでいるスマホの OSバージョン はばらばら。また、使い勝手もメーカー(シリーズ)によりばらばらです。そういった事情から、発売から一定期間の最新OSへのアップデートやアップグレードを保証し、かつカスタマイズされていない「素」のAndroid OS を扱うことで、最新OS を安定して市場に提供できることと、ユーザーにとって分かりやすく使いやすいを目標に Andoroid ONE が始まりました。
ユーザーから見た利点は?
素のAndoroid OS がそのまま使われることによる動作の軽さ、また既存のメーカースマホにありがちな「余計なプリインストール(最初から入っている)アプリ」がないことが挙げられます。ここに魅力を感じる人は結構いらっしゃるのではないでしょうか。「使わないから消したいのに、最初から入れられてるせいで消せないアプリ」、そういうのがほぼなくなります。
常に最新 OS が使いたい方や、こだわりがないけどとにかく使いやすいスマホがいい、煩わしいプリインストールアプリに振り回されるのはもうごめんだ、という人には選択肢としてなかなかいいのではないでしょうか。
507SHの性能をZ3・iPhone6sと比較!
507SH の公表されているスペックを、乗り換えを検討する方に多いであろう1,2年前のスマホとして私が使用している エクスペリアZ3 と、アップルの現行機種である iPhone6s の3機種とを、各性能ごとに比較していきます。
本体サイズ(単位は mm )およその大きさです
左から横、縦、厚みです
507SH | 71 × 142 × 8.8 |
エクスペリアZ3 | 72 × 146 × 7.3 |
iPhone6s | 67 × 138 × 7.1 |
縦が エクスペリアZ3 と iPhone6s の丁度中間ぐらいです。エクスペリアZ3 は胸ポケットに入れると少し頭が出てしまうので、丁度いいぐらいかもしれません。厚みが少しあるようですね。
ディスプレイ
507SH | 5.0インチ(IGZO) | 1280 × 720 ( HD ) |
エクスペリアZ3 | 5.2インチ(IPS方式 TFT) | 1920 × 1080( FHD ) |
iPhone6s | 4.7インチ | 1334 × 750 |
画面の大きさも エクスペリアZ3 と iPhone6s の中間ぐらいです。写真を見る限り最近のAndroidスマホにしてはフチが太めでしょうか。フチが細いほどスタイリッシュには見えるのですが、触っていないつもりでも手が当たってしまうこともあるので個人的には好印象です。
本体重さ(およその重さです)
507SH | 135 g |
エクスペリアZ3 | 154 g |
iPhone6s | 143 g |
3機種の中で一番軽いようです。
バッテリー容量
507SH | 3010 mAh |
エクスペリアZ3 | 3100 mAh |
iPhone6s | 1715 mAh |
最近の Android の平均といったところですが、ディスプレイに採用されている IGZO は省電力性がかなり優れているので、数値以上のバッテリーの "もち" が期待できそうです。
CPU
507SH | MSM8952 1.5GHz + 1.2GHz(オタクコア) |
エクスペリアZ3 | Qualcomm Snapdragon 801 2.5GHz(4コア) |
iPhone6s | Apple A9 1.85GHz(デュアルコア) |
処理速度が決まる「頭脳」といったところです。名前を見てもよく分からないですね。笑
現行機種の エクスペリアZ5 の CPU が、507SH と同じシリーズの MSM8994 ですので、クロック数は比較すると低いものの、高性能な CPU であることが伺えます。またオタクコアとは 8コア ですので、エクスペリアZ3 と単純にコア数を比べると2倍ですね。
ROM/RAM 容量
507SH | 16 GB / 2 GB |
エクスペリアZ3 | 32 GB / 3 GB |
iPhone6s |
16~128 GB / 2 GB |
ROMがデータを記録できる容量、RAMがどれぐらいの作業(処理)を一度にできるかを表しています。ROM・RAM共に少し低めですがROMに関しては Micro SD などで拡張できますし、RAMも OS がシンプルなことを考えると問題ないでしょう。
カメラ
507SH | メイン1310万画素 | サブ500万画素 | 手ぶれ補正 なし |
エクスペリアZ3 | メイン2070万画素 | サブ220万画素 | 手ぶれ補正 あり |
iPhone6s | メイン1200万画素 | サブ500万画素 | 手ぶれ補正 あり |
メインとサブの画素数のバランスがいいですね。カメラを売りにしている2機種と比べても見劣りしていないと思います。
その他機能①
左からおサイフ・NFC・緊急速報メール・GPS・国際ローミング
507SH | ― | ○ | ― | ○ | ○ |
エクスペリアZ3 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
iPhone6s | ― | ○ | ○ | ○ | ○ |
おサイフケータイ、緊急速報メールには非対応です。
その他機能②
左から防水・防塵・テレビ・Bluetooth・赤外線通信
507SH | ○ | ○ | ワンセグ | ○ | ― |
エクスペリアZ3 | ○ | ○ | フルセグ | ○ | ― |
iPhone6s | ― | ― | ― | ○ | ― |
高い防水性と防塵性があるので安心です。Bluetooth や GPS もちゃんと搭載されています。
メール関連
Y!モバイルメール(@yahoo.ne.jp) MMS(アプリ使用で利用可) SMS(利用可能)
Y!モバイルのメールが使えるようですね。パッと見「Yahoo!のフリーメールと一緒やないか!」と思うかもしれませんが、フリーメールは「@yahoo.co.jp」ですので、ちゃんと区別されてるようです。
気になる金額は?
2016年7月6日 現在、詳細な価格は発表されていませんが、「実質1万円台から2万円台になる見込み」とのことです。条件次第では結構安いと言えそうです。
基本料金プラン
また、Y!モバイルの料金プランが月々のデータ使用量によって、
S(1GB) 2980円/月
M(3GB) 3980円/月
L(7GB) 5980円/月
※2年契約時の基本料金
の3タイプあるので、ユーザーの用途によって料金が選べるのは良いところだと思います。
総合評価
一般的な使い方をする上で困ることのないスペックだと思います。カスタマイズされていないシンプルな Android OS が使われるとのことですので、今までの Androidスマホ と比べるとスペック以上の使い心地になるのではないでしょうか。
「従来のスマートフォンに比べて分かりやすく、使いやすい」というコンセプトのもと、開発された機体だそうです。
日本で初の Android ONE スマホとのことですが、各メーカーも夏モデルを出してくる時期だと思いますので、売れ行きや口コミがどういったものになるか、気になるところです。