こんばんは、ましゅーです。
日本国内で圧倒的なシェアを誇る iPhone シリーズ。年々シェア率が下がっているとは言われていますが、2016年 でも 66%以上 と、まだまだトップの座は揺るぎません。
今回その iPhone シリーズの現行最新機種( iPhoneSE は除く)である iPhone6s/6s Plus で、一部ユーザーから「本体が腐食した」との苦情が寄せられているようです。
ユーザーの反応や開発元であるアップル社の見解なども交えてまとめておきます。
iPhone6s/6s Plus は何故「腐食」するの?
今まで一般的な使い方をした上で腐食するというのは聞いたことがありませんでした。何故 iPhone6s/6s Plus にだけ腐食するという現象が起こったのでしょうか。
旧モデル iPhone6/6 Plus での問題
実はマイナーチェンジ前の旧モデルである iPhone6/6 Plus では違った問題がありました。iPhone6/6 Plus をポケットなどに入れていると「ベンドゲート問題」と呼ばれる、本体が折れ曲がる(画面が反る)現象が起き、苦情が寄せられたようです。当時は報告が9例程度と稀な現象だったようですが、新機種にするにあたってこの現象を防ぐ為に、iPhone 筐体に使われているアルミニウムの素材を「7000番台アルミニウム」というものに変更したようです。この「7000番台アルミニウム」が腐食の原因となっているようです。
何故7000番台アルミニウムにすると腐食するのか
アルミニウムにも種類があり、7000番台は「超々ジュラルミン」と呼ばれるかなり強度の高いアルミニウムで、主に航空機などにも使われている素材です。この7000番台のアルミニウムを使うことにより、旧モデル iPhone6/6 Plus に比べて、現行モデル iPhone6s/6s Plus は実に2倍の強度を誇るそうです。ただしこの7000番台のアルミニウムは強度が高い代わりに、亜鉛の含有率が比較的高いため、酸化しやすいという特性があり、湿度の高いところで用いると腐食する速度が速まってしまうそうです。
「iPhone6s/6s Plus 腐食」に関するツイート
今回の件に関するツイートをいくつかご紹介させて頂きます。
iPhone6s/6s Plus が腐食しやすいと知ったユーザーの反応
iPhone6sをノーガード(保護フィルム、ケース無し)で使ってんだけど、iPhone6sの筐体、腐食しやすいってマジか…
夏場は手汗でiPhoneベタベタマンなんだが…— 三浦春馬 (@MiuraHaruuma) 2016年7月4日
あ、前のTweetはiPhone 6sが腐食し出してるって話題で、AL7000に素材が変わったよ、という去年の発表時点で私は「え、それ腐食どうすんの」て指摘してたって話です。6が曲がるって指摘されて素材を硬くしたけど、腐食に弱くなったら手に持つ物としては致命的でしょうに
— Akira Ebihara (@otoko_ebihara) 2016年7月4日
アップルならiPhoneの腐食する問題を払拭してくれるはず!腐食だけに
— メガフェリザードンX (@iWoLFeRiRXIII) 2016年7月4日
日本で初?の腐食報告らしきツイート
ちなみにその状況を画像でツイートします#iphone6sdescascando pic.twitter.com/xrmS4dsNHx
— Apple大好きな高校生 (@RockTree1027) 2016年7月4日
私も被害者?かなあ。日本語ツイートなさそうだし日本初報告?あんまり嬉しく無いけどね~対処して頂ける嬉しい#iphone6sdescascando
一部の「iPhone 6s/6s Plus」で本体の表面が腐食してしまう問題が発生 https://t.co/E0GiqqjFGk— Apple大好きな高校生 (@RockTree1027) 2016年7月4日
腐食を防ぐ方法は?アップル社の見解
iPhone を開発しているアップル社でもこういった特徴は把握しており、iPhone6s/6s Plus の表面は酸化を防ぐためのレイヤーで覆われていると言います。しかし実際に多くのユーザーから苦情が上がっている現状をみると、レイヤーの効果も完全とはいえないということでしょうか。
腐食を防は防げるのか
アップル社によれば、「現時点でこの問題を解決する方法はない」と回答しています。今のところ湿度の高いところでの使用を控え、腐食速度を遅めるという方法以外はないようです。しかしこれからの時期かなりじめじめするのですが、大丈夫なんでしょうか・・・
最後に
とにかくお風呂など明らかに湿気の多いところで使用を控えるぐらいしか手はないようです。
紹介した関連ツイートでもありましたが、腐食報告は現時点ではほとんどが中国ユーザーからのようです。各ニュースサイトに掲載されている腐食の画像も元は中国のメディアサイトからのようで、中国語のロゴが入っていました。
日本での初?報告例ということで画像を添付されているツイートを紹介致しました。画像では分かりづらいですが、見た限り中国での腐食報告の画像と比べるとかなり軽度に思えます。中国と日本では湿度や気温に大幅な違いは見られないと思うのですが、報告箇所が集中しているのは一体なんなのでしょうね。。。